当院ではお子様の施術も承っております。スポーツ障害や側弯症、頭痛、肩こりなど、様々な症状にお悩みのお子様にもぜひ当院のカイロプラクティックをお試しください
「コンセプト」のページにも記したように、足は身体の土台です。成長期のお子様の身体は未完成であり、いわば建設中の家と同じです。しっかりした基礎がなければ不安定な家になるのと同じように、姿勢が悪くなったり、バランスが悪くなるリスクが高まります
お子様の足が正しく機能しているかは、下記のセルフチェックにてご確認ください。
ただし、チェックにて問題が認められなくても、何かしらの症状があるときには専門医(整形外科や内科など)の受診をお勧めします。
例えば頭痛や肩こりの原因が側弯症や顎関節症ということもあります。転倒や打撲の覚えはなくても疲労骨折を起こしている場合もあります。これらは専門医で画像診断などによりわかることです。原因がわかればそのまま医療機関にて治療を続けることも、それ以外の選択肢をとることも可能です。お子様の成長は日々待ってはくれません。早めにご対応ください
セルフチェック
1 変形や変性をみる
まずはお子様の足をよくみてください。下記のような変形や変性はないですか?
- 外反母趾(親指が内側に曲がる)
- 内反小趾(小指が内側に曲がる)
- ハンマートゥ(指が”く”の字に曲がる)
- 開張足
足の横アーチがくずれたもの。外反母趾や偏平足の原因になります - 偏平足
土踏まずがくずれたもの
- タコ・魚の目
慢性的な刺激に対し、身体を守ろうとして皮膚が厚くなったもの。魚の目には痛みがともないます - 浮指(指が床につかない)
- 巻き爪・かぎ爪
爪の変形は歩行時に正しく足が機能せず、爪に真下以外から圧がかかったときにおきます
2 動きをみる
下記の動作ができますか?
- 片足立ちをグラグラせずに30秒
- 爪先立ち
意識せずにつま先立ちをした時に5本の指すべてが床につき、足首がまっすぐになりますか?
下の画像上の段が正しい動きです。下の段は重心が小指側に流れ、親指が浮き気味です。そのため、足首が外側にカーブを描いています
上記のような変形や変性がひとつでもある場合、または動作のいずれかまたはどちらもできない場合は足を正しく使えていないと思われます。足を正しく使うにはまず、足裏の3つのアーチが必要です。下記のエクササイズにて足裏のアーチをつくりましょう。また普段から正しい歩き方、立ち方を身につけておくと、足の機能低下を防げます
【足裏の3つのアーチ(カーブ)とは】
人間の足裏には①5本の指の付け根を結ぶ横アーチ、②足の内側の内側アーチ(土踏まず)、③外側の外側アーチの3つのアーチ(カーブ)があります。このアーチによって、地面から受ける重力を吸収し、足首や膝、股関節や腰への負担を減らすことができます。このアーチが一部でも崩れると、足の様々なトラブルの原因となり、ひいては身体全体のバランスを崩し不調の原因にもなり得るのです
セルフエクササイズ
足のアーチを成型するには指の付け根の関節をしっかり動かし、足裏の力を付ける必要があります。下記のいずれか一つでよいので、日々のエクササイズとして行ってください
- 床にタオルを置いて、足の指で手繰り寄せる
指先だけではなく、指全体を使ってください。動画前半は指先だけ、後半が指全体を動かしています。土踏まずがしっかり動いていることをご確認ください。
- つま先立ち
5本の指すべてに力が入り、しっかり床をつかんでいます。最期の1回だけ悪い見本として、重心を外側にずらし、親指を浮かせています
上記のエクササイズを日々繰り返し、足に力を付けてください。
歩くときは
- つま先と膝は真っすぐ進行方向に向けましょう
- 背筋をしっかり伸ばしましょう
- 腕は肘を曲げず、身体の横で後ろにふりましょう
- 腕が身体の前にこないように気を付けましょう
立つときは背筋を伸ばし、脚は真っすぐにしましょう。特につま先を内側に向ける立ち方は、身体を歪めます。O脚になったり、お尻の形が悪くなったり、健康にも美容にも良いことはありません
上記のチェックやエクササイズは、もちろん成人にも有効です。成長過程にあるお子様に比べ、エクササイズの効果がでてくるのに時間がかかるかもしれません。また上記エクササイズだけでは効かない場合もありますが、まずは試してみてください