脛の痛み:シンスプリント
脛の内側の下の方で痛みを感じます。運動中や後に感じることが多く、場合によっては腫れたり圧痛があります。スポーツを行っている方に多くみられ、放置したまま競技を続けていると悪化し、疲労骨折を起こす場合もあります。
原因
直接の原因としては、ひざ下の筋肉の使い過ぎが原因です。そのため休むと一時的に良くなりますが、競技を再開するなど疲労の原因になることをすれば再発します。
発症リスクを高める要因として
- 底がすり減ったままの靴を履いている
- コンクリートなどの固い路面で運動する
- 偏平足など、足の機能、形状に問題がある
- 筋力が弱っている
- 柔軟性が失われている
等があげられます。
施術
足・膝関節・股関節それぞれの異常の有無と連動性を確認します。
- 足の3つのアーチが正常で、重力を十分に吸収する能力を維持しているか
- 足の指が使えているか
- 膝に捻じれやズレが生じていないか
- 筋肉の着き方、力に偏りがないか
これらに加えて、上半身のバランスも確認します。
足が思うように動かないと、腕を無理に振り前進する力を得ようとします。この動きが身体にさらに負荷をかけることになるので、肩関節や肘の動きを合わせてみることは重要です。
足が機能的に動くようにすると、身体全体の動きもよくなります。その結果、筋肉に不要な負担がかからなくなり、発症のリスクや、再発を防ぐことができます。
予防とメンテナンス
足を機能的に動かし、余計な負担をかけないことが大切です。足の動きには指の使い方や足裏の3つのアーチが重要な役割を担っています。下記リンクのエクササイズで足に力をつけてください